お正月: 日本の新年

 日本人は、新年を祝う”お正月”にとても重きを置いていて、多くの伝統的・文化的な行事があります。日本ではクリスマスを祝うのはそこまで重要ではなく、家族が集まって新しい年のスタートを一緒にお祝いするのは、お正月です。

写真: 神棚

 民家や宿、神社やお祈りの場所は「門松」という松の装粧品で飾られます。門松は長寿と繁栄を表す松と竹でできており、神様を家に招く目印になります。

写真: 門松

 「鏡餅」は新年を迎える前から飾られる装粧品です。2つの丸いお餅の上にみかんが置かれますが、みかんはその色から「だいだい」とも呼ばれ、「代々」の音から「家が代々続くように」と一族の繁栄を表しています。
 「年賀状」というグリーティングカードを元日に合わせて友人や親戚に送る風習もあります。元日の朝に起きると、年賀状を家々に届けるため、雪道をスクーターが走っていました。
「書き初め」と呼ばれる新年の風習もあります。一年の始めに書く書道という意味で、詩や願いを書いて新しいスタートをきります。日帰り温泉施設「花咲の湯」では、多くの人が長くて白い紙を前にひざまづいて、筆と墨を手に腕比べをしていました。もっと見たい方は画像をクリック!

写真: 書き初め大会

写真: 書き初め大会2

日本のお正月の代表的な食べ物といえば「おせち」。お弁当箱のような箱に、だいだいと同じようにそれぞれ特別な意味を持った細かい食べ物(練り物や海藻)がいっぱいに詰まっています。また、「お雑煮」というお餅と野菜、魚や鶏肉が入ったスープも好んで食べられています。

写真: 花咲の湯での餅つき。アヤ撮影

 お米をついて餅にする「餅つき」もお正月の伝統です。粘りのある「餅米」という特別なお米を、蒸して温かい状態で「うす」という大きな木のボウルの中に入れます。このお米を大きな木のハンマーで叩きます。通常2人の人で交互にハンマーを振って、お米を滑らかで粘りのある状態にします。

写真: 粘りのある餅を小さいかたまりにする

写真: 粘りのある餅を小さいかたまりにする2

 お餅がちょうどいい粘りになったら、うすから出してテーブルの上に。小さいかたまりに分けて、くっつかないようにたっぷり米粉をまぶしたら、ジャーン!できあがり。きな粉(ローストした甘い大豆の粉)、あんこ(赤い豆のペースト)、大根おろしや味噌など、様々なトッピングでいただきます。がんばって全部のユニークな味を楽しみたいけど、お餅はお腹いっぱいになるので気をつけて!

写真: お餅のいろいろな食べ方。上からきなこ、大根、あんこ

きなこもち

 「そば」は伝統的に12月31日の夕食や、お寺や神社に行った後の夜食として食べられています。長い「年越しそば」は長寿と健康を表します。片品村で、私たちはそば農家を訪れ、そば作り体験をしました。

写真: そば粉

 そば粉100%にすると崩れやすくなってしまうので、そば粉7割小麦粉3割にします。夏に収穫されるそばと秋に収穫されるそばは色や質感が違い、それぞれ「夏そば」「秋そば」と呼ばれます。慎重に粉と水を混ぜて、「耳たぶ」くらいの柔らかさになるまでこねます(生地の柔らかさを表現する日本語の表現です)。
 生地を素早くまとめて丸くしたら、手で押して、丸い花のような形にします。内側に折り畳んで大きな雫のようなかたまりにしたら、くるくると押して平らにします。これは生地から空気を抜いて均一な質感にするために重要な工程です。聞くのと見るのとでは大違いの難しい作業で、農家さんが私の代わりにやってくれました!
 その後、大きな木の棒を使って生地を平らな円にのばします。たっぷりの粉をかけて折り畳んだら、鋭いナイフで生地を紐状にカットします。初めて切った私のソバは残念ながらタリアテッレ(きしめん状のパスタ)みたいになってしまいましたが、だんだん上達して薄くて長いおソバを切ることができました。

写真: そばを切る

 完成した麺はさっとゆでて、温かくしても冷やしても食べられます。私たちは出来立ての冷たいおそばを「そばつゆ」というディップソースにつけて、わさびとネギを加えて食べました。好きなだけ音を立てて、美味しくいただきましょう!

写真: ざるそば

 続いての日本のニューイヤーイブ(大晦日)の習慣は、「紅白歌合戦」です。日本の人気アーティストが紅白の2チームに分かれて競うミュージックショーを、ほとんどの家庭で見ています。31日の夜に私がホストファミリーの家に行くと、3人のティーンエイジャーが床に座って「紅白歌合戦」を見ていました。

写真: 夜の神社

 深夜や元日には、お寺や神社に行って新年の幸運をお祈りします。私も午前0時を少しまわった頃に片品にある小さなお寺を訪れました。雪の積もった階段を登っていると、お寺の鐘が繰り返し鳴っているのが聞こえてきました。
 お寺の前では2,3人が火にあたりながら、大根の漬物を食べたり「甘酒」を飲んだりしていました。「甘酒」はお米を発酵させて作ったノンアルコールの甘い飲み物で、伝統的にお正月期間に飲まれています。
 甘酒と大根をつまんで栄養補給しながら、本に名前と新年のお願いを書き込みます。お正月の3日間、住職さんが書き込んだ人のためにお祈りをしてくれます。甘酒を飲み終わったら、お祈りの前に「手水」で手と口を洗って、心と身体を清めます。

写真: 甘酒

写真: 夜の鐘楼

 寒く暗い中、小さな鐘楼を登ります。燃えているものの山にお香を振りかけて、鐘を大きく「ゴーン」と鳴らして、お祈りします。仏教の新年の伝統では、鐘を108回鳴らします。108という数字は私たちを苦しめる煩悩の数を表していて、鐘の音を聞くことによりそれらの煩悩から解放され、前の年の罪業を落とすのです。とても雰囲気があって奥深い新年の迎え方ですね。

写真: 除夜の鐘

※こちらのサイトは翻訳されたものです。

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