人生を変えるような豆腐

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LIFE-CHANGING TOFU

片品村にある尾瀬豆腐の店主である千明市旺(ちぎら いちお)さんは、豆腐がいかに彼の人生を変えたのかという話を聞かせてくれました。

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19年前、市旺さんは人生を変える決断をしました。彼は家族で経営していた乳牛の農場をやめ、全ての時間とエネルギーを、豆腐工房―現在の‘尾瀬豆腐’―を始めるために費やしました。この決断は功を奏し、彼は今、2015年の尾瀬豆腐の20周年に向けての準備で忙しい毎日を送っています。豆腐(英語ではsoy bean curdとして知られている)は、市旺さんの人生を変えました―彼はついに、何が彼を幸せにするのかを見つけたのです。豆腐のビジネスでは、熱意を持って望むことが重要です。市旺さんは、豆腐屋になって嫌だなぁと思う唯一のことは、(注文にもよって)真夜中や午前2時から仕事を始めないといけないことだと言います。そのため、彼をつかまえていくつかの質問をするため、私たちは朝の5時に彼の工房に到着しました。彼が小さいながらも忙しい工房にいるのを眺めていると、そこが彼の本拠地であるということがはっきりとわかります。そこには蒸し器や常に水が流れる数々のタンクがあり、このような中で市旺さんが嬉しそうにある場所からまた別の場所へと、大きな桶を載せた台車を押して動きまわっています。

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彼はまず事務所で、私たちにできたてほやほやの豆腐をご馳走してくれました。彼は水をはった桶の中で豆腐を切り、温かい豆腐を私たちの皿にのせました。私はこれまでにこんなに新鮮でたくさんの豆腐を、しかも朝の5時に食べたことはありませんでした!市旺さんは私たちに、全部で4種類もの豆腐を味あわせてくれました。彼は豆腐工房へと続くドアを開けると、豆腐の作り方や彼の人生についての話を聞かせてくれました。

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《木綿豆腐の写真:これはブロックで買うことのできる豆腐です。塩や醤油をかけるだけでも食べられますし、切って味噌汁に入れるのもいいです》

片品村では大白大豆が育てられていますが、この大豆は他の大豆に比べ格段に甘みが強いです。現在は、オーストラリア人の2名の‘ウーファー(wwoofer)’が、1カ月間彼の農場で働いています(WWOOFとは、ボランティアと有機農業の農家をつなぐ世界規模の組織です)。けれども、彼はそれだけでは十分な量の大白大豆を生産できないので、大白大豆に加えて北海道産の大豆も使用しています。

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《尾瀬豆腐の大白大豆畑の写真》

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《大豆の写真》

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《写真―この機械で濃い大豆ピューレと豆乳を作っています》

市旺さんは大豆から新鮮な豆乳を作っています―これも味見させてもらいましたが、まだ温かくて驚きました!豆腐を作るために、彼はこの豆乳に塩化マグネシウムを加えて凝固させます。結果として、豆乳の中のタンパク質が凝固し、大きな豆腐のかたまりとなるのです。

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《写真―豆乳と塩化マグネシウムをこの鍋で熱します》

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《写真―その結果できたかたまりを、金属製のトレーに詰めていきます》

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《写真―圧力をかけ、トレーの中で凝固させます》

彼の豆腐をより独特にしているのは、豆腐にエネルギーを与えるという特別な金属を常に使用していることです。彼のもとで働く人の中にも違うと言う人はいるかもしれませんが、市旺さんはこれによって味がより良くなり、腐りにくくなるのだと信じています。

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《写真―市旺さんができあがった豆腐を慎重にトレーから出し、水の中へすべりこませています》

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《写真―木綿豆腐を切り分けています》

調合を変えることで、彼はとびきり美味しいざる豆腐・生豆腐・木綿豆腐を作っています。

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《ざる豆腐の写真:これは尾瀬豆腐で最も人気のある豆腐です。塩か醤油をつけて食べてみてください。舌の上でなめらかに広がります!》

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《生豆腐の写真:これは尾瀬豆腐で私が最も気に入っている豆腐で、市旺さんが考案したものです。‘なま’とは、生の状態のことを言います。購入する時には、小さいカップの中に豆腐と豆乳が一緒に入っています。カップをひっくり返して豆腐を皿の上に出すと、クリーミーな豆乳が流れでてきます。これはとても美味しく、完璧なデザートです。彼は、片品産のブルーベリーソースをかけて食べるのをすすめています。》

彼は湯葉を作るための特別な部屋も持っています。湯葉とは豆腐の表面の膜で、豆乳を沸騰させ、その表面に張る膜を取ることで作られます。彼はこの膜を巻き、切り分けて湯葉の刺し身を作ります。湯葉は京都や日光で特に人気があり、これもとても美味しいです。

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《写真―この浅い容器は、彼が豆乳を熱して湯葉をつくるためのものです》

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《できたてほやほやの湯葉の写真》

これを読んで、きっとこの美味しさをどこで味わうことができるのだろうと思うでしょう。片品村のいくつかのレストランや民宿では、彼の製品を提供しています。例えば私は、花咲の湯で初めて生豆腐を食べました。その他にも、彼は日本全国に彼の製品を配送しています。けれども、一番は工房の隣にある彼の店を訪れることです。そこでは全ての彼の製品が販売されています。もしも朝早くに来すぎてしまったなら、いつでも工房を覗いて、できたばかりの豆腐を買えるか彼に訪ねてみてください。市旺さんはきっと工房の中に招き入れてくれ、喜んで彼の人生を変えるような豆腐の話をしてくれるでしょう。彼は自身の製品に自信を持っており、片品村に大きな可能性を見出しています―彼はいつかきっと豆腐の村を作るのだということを夢見て、情熱を燃やしているのです。

尾瀬豆腐は、とても美味しく、面白く、感激して人生も変わるような、間違いなく訪れる価値がある場所です!

片品には見どころがたくさんあります。ぜひ実際に訪れて、自分自身の目で探してみてください!

 

※こちらのサイトは翻訳されたものです。

本サイトはこちら(英語版)

 

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