エコロ・ヴィレッジ

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ECOLO VILLAGE

1景観・庭のデザイナーである神田隆さんは、熱心で人を感動させる人です。彼は大きな夢と計画を抱いていて、まさにそれを実現させようとしています。私は彼にインタビューをしたり、彼の最近のプロジェクトを見せてもらうため、ある雨の寒い日に彼のもとを訪ねました。

 

彼は花咲の湯(温泉)の庭をデザインした際、片品村に心を奪われました。そして2010年に、ついに彼は片品村の古い農家を購入しました。けれどもこの家は単なる家ではなく、築後200年の、片品村で最も古い農家です。神田さんはここ4年の間、ここの農地を再構築していて、今なお熱心に活動されています。

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私たちは、神田さんの飼っているヤギや怒ったガチョウのそばを通り過ぎ、神田さんと一匹の小さなガチョウの待つ農家へ辿り着きました。後になって、その小さなガチョウは親鳥に捨てられ、神田さん夫妻が親代わりに育てているということを知りました。彼は私たちを古い農家に招き入れてくれ、ガチョウもその後を追ってきました。小さな灯りが、濃色の木製の家具のある広い部屋を照らしています。私はもっと日本らしい内装であると予想していたのですが、実際は少し違う感じがしました。私はなぜか、スコットランドの私が今住んでいる家をふと思い出すような、郷愁にかられました。それはきっと、その日が雨の寒い日であり、背景で高原音楽の軽やかな音色が流れていたからでしょう。

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神田さんのもとを訪れるとすぐに、彼は彼の仕事と、2つのスタイルを組み合わせて新しいスタイルを生み出す方法について説明してくれました。彼はこれまでにイギリスの文化や自然にとても影響を受けてきており、今まさにこの農園で日本とイギリスの2つのスタイルを融合させようとしています。それを聞いて、私がここに足を踏み入れた時からスコットランドのことを思い出した理由が、よくわかりました!

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このアーティストは、日本の古い農園にイギリスのスタイルをとてもうまく融合させました。この家はイギリスと日本それぞれの雰囲気や精神を併せ持っています。神田さんは次の部屋へ私たちを案内し、支柱が傾いているため作り変えざるを得なかった壁など、修理するべき箇所が数多くあったことを教えてくれました。マイナス26度という冬の日には、本当にやめてしまいたいとも思ったそうですが、彼はこれらの仕事を全て自分の手でやり抜きました。彼が諦めなかった結果、今私たちは部屋の真ん中にある古い英式の窓の格子に驚かされています。彼はイギリスでテーブルや椅子、格子を調達し、コンテナに入れて日本へ輸入してきました。

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彼の作品である家の周囲には、高原のコテージを彷彿とさせるような、細かなこだわりが詰まっています。けれどもそれと同時に、壁や天井、古い戸、屋根などに用いられている栗の木の素材など、日本独自のスタイルもしっかりと保たれています。

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家の外には、彼が野菜や果物を植えている農園があります。それに加え、家の裏手にはマスのいる小さな池もあります。神田さんは、ここは夜になるとたくさんの蛍が光るのを見られる素晴らしい場所なんです、と教えてくれました。

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外観においても、日本とイギリスのスタイルがとても良く融合されています。

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家の中に戻り、私たちはお茶と、家でとれた卵で作ったフランをいただきました。私がいただいたお茶はイギリスの紅茶のように思えたのですが、実はそうではなく、この家に漂うイギリスの雰囲気がそう思わせたのでした。

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アーティストかつデザイナーである彼は、このプロジェクトに、彼の仕事とその目的を要約した‘ECOLO Village(エコロ・ヴィレッジ)’という名前をつけました。この名前は頭文字をとったもので、それぞれの文字に意味が込められています:14

  • Environmental(環境にやさしい)-庭と景観のデザイナーである上で、神田さんは環境を非常に重要視しています。究極的に、彼は人々が自然で落ち着いた居心地のいい環境づくりに励むことのできるコミュニティーを形成するための場所を作りたいと思っています。
  • Collective(共同の)-この言葉は共同生活、共存、過去からの学びといったことがらと関係しています。
  • Organic(有機的な、組織的な)-有機栽培農業や組織的なライフスタイルという意味です。その極みとして、神田さんはこの言葉を組織や、個々の要素と全体の間の調和のとれたバランスと関連付けています。
  • Learning(学び)-生活は学ぶための経験であり、彼は人々が過去やお互いから学ぶことのできる場所を形成したいと思っています。
  • Originality(創意的な、元来の)-創意性と想像力は、彼が作品を作る上で信条としていることです。神田さんは古くからのものを保存し、200年前に作られた農園のもともとの意図を守ろうとしています。けれども、彼はそのような古くからのものに、彼の考えやひらめきを取り入れ、新しく革新的で、人々が実際に住むことのできる場所を作ろうとしています。それはすなわち、一つの村やコミュニティーの形です。そのため、彼は農園をゲストハウスや自分で収穫できる農園、レストラン、パブに変えようとしています。このアーティストは、もともとの‘パブ’の意味は「公共の家」であり、それこそまさに彼が作り出したいものなのだと言っています。神田さんは、人々が美しいながらも自然でありのままの、素朴な環境の中で、社会的・集団的にお互いから学び合えるような場所を構築したいと願っています。

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Bed and Breakfast for Garden Lovers(BBGL、庭好きのための民宿)は、美しい庭をもつ民宿の組織です。日本国内には約300の会員がおり、神田さんもそのうちの一人です。そのため、彼はBBGLのコミュニティーからも、訪問者を招いています。しかし、この4年の間、その他の人々も彼の作品を見に彼のもとを訪れています。なので、もし片品にいらっしゃるのであれば、自分自身で彼のところへ行き実際に見てみることを強くおすすめします。家の内部はとても暗く、私の写真ではうまく写せていません。しかも、神田さんは2014年の8月末までにはこれを完成させると言っています。しかしながら、他の人曰く、彼は去年の時点で完成させると言っていたということです-彼は正真正銘のアーティストですね!

 

完成したエコロ・ヴィレッジを見るのが本当に楽しみです!

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神田さんは片品村に滞在されています。彼はもうすでに次なる挑戦に向けてのアイデアを抱いています。彼はもう一つ、花咲の湯の近くにある築150年の家を購入しました。彼はその家を、日本の画廊に変えてみたいと考えています。

神田隆さんのウェブサイト:

http://www.from-nature.com/menu.htm

 

※こちらのサイトは翻訳されたものです。

本サイトはこちら(英語版)

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